二夜目 - 富貧 -
無依の命?
1942年5月1日 辰の刻 乾造
戊 甲 甲 壬
辰 寅 辰 午
(戊)
木 2干3支 16点 比劫
水 1干2支 4点 印綬
土 1干2支 9点 財
格局:内格身強 喜神:火土金 忌神:水木
ある場所で紹介されていた命式です。
難しいとのことでしたが、子平のロジックですんなりとわかりました。
喜神の財が月令を得ており9点とかなり強いです。
しかし総合得点から比劫の方が更に強いので身強となります。
この方、不幸にも貧しい家に生まれ教養もそれほど高くなく、大人になっても食べていくのがやっとということです。
少し分析をしますと…年干月干ともに忌神であり生家の状態が芳しくないと見れます。
月令の土は良いのですが、辰はいかんせん忌印綬の壬の根になってしまいお母さんもこの方にとってイマイチ役に立っておりません。
忌神でしかも甲と壬という腐木の関係なので本人自身も勉強は得意でなく覚えもよくないと見れます。
命式の中に喜神の官殺がないので自制心もなくコツコツするタイプとも言えません。
命式のどこにもステータスや職業を表す(地支の根ですら)官殺が存在せず、しかも自身の看板になる年干月干が忌神なので社会的に好印象の人物ではなさそうです。
大運や年運でやってくる官殺の根となる申酉戌がことごとくもともと地支にある十二支と合去や冲去してしまい具体性が生まれません。
仕事に恵まれにくいと言えます。
おまけに天干の干関係がどれもよくないので人間関係の構築も上手ではなく人脈作りも今一つなのだと思います。
貧命となっていますが、生活していける食べられているだけマシなんて見方もできるので一概には言えないと思います。
この方は忌印綬の甘い考えや身強の比劫の悪さである周囲への敵対意識を客観視して改善し、コツコツ努力する大切さを身に着けることで人生が開ける可能性があります。
42歳から46歳まで喜神である「己」の大運ですが、この己は月干の「甲」と相まって喜神の土化をすると思いきや、喜神の財の点数が高くなりすぎてこれまた破格してしまいます。
内格身強はある程度点数がある財と官殺の両翼によって強い日主をが弱められてなんぼで、そんな命式が科挙試験に受かる命だそうです。
しかしそうそうおいしい命式は存在はしないのではないかと思います。
スピリチュアルの世界では「魂」にとってはこういう苦労系の命式の方が宇宙的には大成功だとスピ筋の師匠から教えられました。
子平の価値観とはどうも真逆のようです。